親子鑑定


昔から赤ちゃんの入れ替え事件が多くたくらまれていたようだ。
ないことにしている、あるいは気付かれないままの親子関係が多数潜んでいると思う。
それで対策であるが、産院を出る前にDNA検査を外部に頼むことにしたらどうであろうか。
現場は産院であるのだから、退院してからでは、事件の現場の証明が難しくなる。
へその緒のDNAから親のDNAと違っていることによって、産院相手に勝訴した例がある。
三億円の賠償金請求が認められた。
ただし20年の時効切れで、請求権は実現しなかったのであるが。
企みで自分の赤ちゃんを投棄している場合となると、用心深く自分の赤ちゃんのへその緒を渡すかもしれない。
だからへその緒だけでは、現場は証明できないことがある。
どうしても産院を出る前に確認すべきである。
親子鑑定は、産毛一本でも割と安価にできることだと思う。
両親のものと比べて、血液型や指紋相だけでも決定できる場合がある。
金はかからない。
いずれにしても複数の鑑定所に頼むべきである。
またそういう鑑定を専門に請け負うルートが、一般社会に広く身近にあるようになればいい。
過失であっても、三億円の賠償金が成立するのである。