2004-01-01から1年間の記事一覧

村上の家の状況

山中にいて集落の様子を見ていた西洋人は、そこでは農民に何か働きかけようとしていたのではなく、ただ事件が起きることを予定していて、その目撃者となるためにわざわざ山に登って、レンズを構えて待っていたのである。 そして集落の陰では頃合を見計らって…

昔から、長く逞しい計画による、精力的な組織活動が、無知な市民や農民の生活現場地下に潜んでいて、眼には見えなかったが、毎日毎日の絶えざる作業によって人を操ってきたのであることを、しっかりと想像してみよう。 そうして百年も経って出来上がった人の…

健一の人生

健一ほど人と喧嘩をすることの決してない静かな男はいなかった。 徹底してきまじめな人生が予定されていたのではないだろうか。 農民としていろいろ工夫してがんばったものであるが、40代前に脳卒中に当たり、意識不明全身不随で、もう治らぬものと思い、…

山口村のような村落から歩いてきたという青年

おとなしくて特に気分の穏やかな人でなければ、結局どこかで行き違ってしまった人であると思ってもいいのではないだろうか。 そういう人でもあるというなら、自分から簡単に感情的になったのでない事情がその時あったはずであろう。 強欲に人と争って生きて…

村上の家のその後

武蔵はいくらか離れた村の家から姉と妹の二人の妻をもらっている。 姉に二人の子供が生まれていたが、その妻も若くして亡くなっている。 長男、修は当時全国有数の鉄鉱地の工場の事務員に雇われていた。 長島法師人という地名のところで、山平部落からは徒歩…

Concerning the Englishmen’s underground

The copier here does not pocket any merits and the property of every word preceding and following . All for the honor of the honesty of the Englishmen . 結局、運動はさらけ出されるのであろう。 編み出してきた秘密と昔から抱えてきたストックを…

いろいろなエピソード

海浜の砂原で流木に座っていた若者達が何かのインタビューを受けていたようである。 ある晴れた日の海を渡って陸に上った朝のことであろうか。 カワラヒナのように歌った若者がいたのではないか。 何が好きか、と訊かれたのだろうか。 それに答えないで、ミ…

正直な自己責任の公開

やたらに穴に潜ったりしないで下さい。 冗談みたいに危ないところです。 ひとつ考えていたことがありました。 究極的な最良の推論だと思いますので、伺ってみましょう。 何百年たっても、今より人間が賢くなって、実体により手を下ろすことができることにな…

  学者が幾何学的に図形を描くみたいに、東洋人を操る計画があった

一方では、もはや二度と口にできないほどの、過激な、わざとらしい第三国人事件を押し付けられてきた。 そして、どちらにしても誘いも巧みに、絶対称の両極端の位置を取らされて、その後にも続く長い、日本国土全体の反則活動の展開の為の、大きな根拠を成す…

 宇宙第一の尊貴  イギリス人の立派さは殺人で汚されてはいけない 

空が青いのは、青い光だけが空に散らばり、その空に広がっている青い光のおこぼれを見ているからだという。 身の回りには大分に赤もあり青もあり、ほぼ透明の光の中で、私達は朝には起きて人と出会ったりしている。 夕焼けが赤いのは、青い方の光だけがあま…

 活動の目的とその成果に満ちている現実世界

何かしらのつまずきを見られたもののように、あるいはその時々の遅れた姿を、それぞれの出自的な秘密として負わされた、いわば石だらけの国日本列島を立ち上がらせ、その上に民族の絡み合いも演じさせようという魂胆であったと思う。 あそこは郡でも一番日当…

 二元論というものの根底的な意味

この告白的な文章を、このダイアリーに写すに当って、どのくらいのイギリス人やアイルランド人やアメリカ人の先生方の潔癖な正直さと、暖かい心配りによるご努力があったか、イギリス人ばかりでなく、いろいろな面で多くの日本人、東洋人の方々のご好意、ご…

 コピーしている者自体

コピーしている者自体、山平の家の嫁の子でないという話がある。 実際、計画があったらしい。 第三の男のように、壁のようなものから現れて紹介されている。 ガレージにいたのか、活動員をしていたのであろう。 おいらはドラマーとなって確実に出演すること…

 木下開山者とされ、予め、棒の先に括られ抛られた男の行く末

どちら側にも工作的に痛ましい事件を負わせて、それを釣り合わせる対比物とする目的で、イギリス人の地下組織活動が、東洋人を大きく振り回してきたことが、今はっきりと見えてきたようである。 なかなか大掛かりな舞台づくりであったと思う。 日本国の荒野…

 偽装的ビデオの可能性

湖畔の山道、山上のログハウス、人肉食パーティ、そして、コンクリート造り地下室の爆破、あるいは、月夜の棚に並べた白いたまご、顔のズームアップ写真などがもしあるとしても、主人公を映画スター的に配役したい計算もあってか、もう一つ大胆な嘘の証拠で…

 だんだら

都会の朝早いことであった。 疲れるな、銃にしてくれ、と言ったという。 それで銃を与えられ、撃ち方を教わったのであろうか。 銃身を握って撃とうとしたらしい。 間違って自分を撃つなよ、とからかわれて、だん!と押し出されたようだ。 ぱっぱっ、と赤い色…

 出征兵士となって

前後も分からない話である。 ノベンバーステップスという荒野の先行きもない光景がある。 山腹にコンクリート作りの建物があったのか。 すでに撮影陣が構えていたようである。 白昼、空き家に入りたいと思ったのであろう。 台所に入ると女性が立っていた。 …

 一時女性と暮らしていた

河舟のようなものの窓辺に座っている女性の写真がある。 その女性と、洋風二階建ての建物の二階の部屋で暮らしていたようである。 繋いだ話の、誕生日の辻褄では、大正十五年二月に、その時に孕んだ赤ちゃんが生れ落ちたことになる。 手すりのある階段が側壁…

出征少年の軌跡

高い石塀のある大きな家を出て、石窟庵の宿坊あたりに、作務衣を着て勤めていたようである。 修学させようという後援者の配慮と斡旋があったものであろう。 そのご主人が、ふったもんだな、と語っていたというのであるが、どういうことであろう。 その後戻っ…

 バイラテラルな構造

半島で、本屋敷の家の者と対応するような人間のエピソード作りが始められていた。 勢道政治のあおりでかなりの農民が流民となっていた頃からはじまったのであろうか。 日本と同じで、イギリス人の地下活動の始まりは思ったより早いものであったろう。 いろい…

 カンニバリズム

今までの話から気が付かれた方もおられるかもしれない。 カンニバリズムがこの地下活動の隠しモティーフともなっているようだ。 かなり忘れられているようだが、食人というものは昔に行けば行くほど、当たり前の食習慣であったようだ。 有名な伝説には、島に…

 よその国では

一説によると、日本国の系統武家独占制度というものは、末端の公務員にまで一種の一体性を支持していて、それが他のアジアの国に無い、割合と高い廉潔度を保っていたという。 大陸ではおおむね貴族政治の伝統であって、下級の官吏や軍人は画然とした統一的身…

強い者は武力的に排他的に無遠慮に強く、弱い者はどこまでも丸裸でふがいなく弱い、人の世の彫りの深い無念な歴史があった。

 吉右衛門の死後

コピーする者の母の父に当る長男の吉太郎は、学問と文字のある人であったが、事故死してしまった父親の影響もあって、思い通りの進路が開かれず、父の死後は迷った挙句、覚悟を決めて家に戻り、負債の家を荷ったという話であった。 この話向きでは、家を出て…

膳右衛門とビデオスタッフ

酔っ払った吉右衛門が、大正十二、三年ごろに、磨り臼、と言ったとしても、磨り臼は豆をひいて豆腐を作るのであり、米をひいて米粉を作るのものである。 納豆や飯米を捻り出す設備は日本国の農家には長く無かった。 戦後、餅つき機が売り出された時は、いち…

明治維新以後の吉右衛門の家の来し方

明治期には、早く旅館業を営んでいたようであるが、その後戸主を継いだのが、母の祖父に当る吉右衛門であった。 日露、日清両戦役を卒えて、8人の子供をもうけた忙しい人であったようである。 何と53歳で、その年通ったばかりの汽車に轢かれて亡くなったこと…

 桂木野の家と百姓一揆について

上記二資料に触れられていないが、戸沢藩の記録資料などによると、桂木野の吉右衛門の家の者が役人の非を訴える越訴一揆に地域を代表して活躍していたようだ。 庄屋クラスの各地域代表一人づつが集合して、立石方面に向かったが途中で藩の役人と出逢い、訴え…

 小国村年代記から

村内に共有されて各地域で書き加えられていた小国村年代記の内の二つは、母の実家が持っていたという桂木野本であり、また同じ出身の小田島理助家が所有していた平沢本である。 最初に小国村開闢の記があって、例の筑紫の落ち武者が山中であへなく怪獣に食い…

桂小沢の母の家について

裏に好ましい社と墓地の小丘が二つ並ぶ、構えのいい位置に座り、長く農家としての貫禄を示して来た家であったが、この間も日本国の専農の代表として、五穀の奉納に皇居に参り、天皇皇后両陛下にお目見えして来られたようである。 開拓に入るときはその地域の…

 コピーする者の母の実家の周辺

最初に入った時にはすでに一軒家があったようである。 この地域は落ち武者の多い地域で、何十戸と無くその由来の流れを引く家がひしめき合っている所でもある。 この小国通南域の先住者は、その一軒ということになっている。 似たような家系は、こんなに遠く…