アーサー氏の力技をまじまじと見つめようではないか


テレビに出て並んでいる人間以外に、実際に偉くなっている者などいないのである。
それが殖民国現象の最高表現というべきものであろう。
この真実を訴え出ることが、張本人アーサー氏の望む所でもあろう。
他にどういう大きな事が出来ようか。
「植民地、大物が並んでいる」
今の世に、これ以上の植民地現象がまたとあろうか。他にあろうか。
入念大胆の大魔術の成功に、目を剥いて愕いてくれなければ、やはり張り合いがないのに違いない。
普通ならあるべき拍手喝采の音が届いてこない。
ある程度遂げてしまってから、拍子抜けの感じなのかもしれない。
日本人攻めもあまり趣味でないようだという報告がある。


「これ以上何をせよというのだ」
「わらしひねるようなものだ」
このわらしというのが、コピー係りぐらいのことばかりで言う人がいるが、国を言っているのなんだぞ。
200年の世界大計で言えば、国規模の作戦が「仕事」なのであって、一人二人の事などに200年のやりがいがあるわけがない。
結局、何かやりたいのである。やり甲斐のあること、大きいこと、ただそれだけなのである。