フト放送大学の履修生として岩手大学の先生に教わった事を
思い出した。
どうして遺跡は深く土の中に埋もれていくの。
表面的に算数すると、地球は段々に膨れて大きくなっているのでなければならない。
どこでも遺跡は、地球の裏側でも埋もれている。
逆に高くなっている例はない。
地学的沈降と隆起の現象ではない。
不思議なことである。
地球は大きくなっていない。
土壌が常に耕運攪拌されていることと、植物の土中成分の吸い上げによるという教授内容であった。
確かにそれ以外の理由がない。
土壌成分の移動量を計算することによって、現在の建物が千年後にどれぐらい埋もれているか算出できるであろう。
しかし東京都のコンクリート全面が一緒に土に埋もれていくことがあるだろうか。
昼夜を分かたぬミミズ達の働きを侮ることは出来ない。
福島から群馬から箱根から、防ぎようもない比較的土面の高まりにどうしても東京都のコンクリート面は低下せざるを得ない。
それは防ぎようがない。
しかし土の中に潜ってしまうという事はないかもしれない。
海水面に近づき、海水位以下になるということはあり得る。