組織幹部の心底


こんな悪魔やってどういうことになるのだろう、と疑惑の念を抱きながらも推進してきた、というような所にあるようである。
自身には確たるもの、将来への信念がないのである。
たいして深い考えのある人が幹部に並んでいる様でもないようである。
人の世のエリートを支配して壮大であるため、運命のような気がしてくるかもしれないが、人の世の変わらぬ経済努力の上に、企業体、管理者、社員を選り好みするだけの技術力が蓄えられてきただけの、地下組織の実力といえる。
人類の文化学術指導権限を誰が持つかという、不当な差別活動に過ぎないといえよう。
また地下によってあるものは、人間のやることであるから、わざわざ地下がなくともある。
まともに合法的に他のものとの公平競争を経て、人の世の製作製品となって現れればいいのである。


「くられないかや(怒られない?)」と女性(Marion)が呟いていたという。
心をなくした者でないものなら当然持つべき不安である。
天罰下らないか。見つかった時の仕返しが怖くないか。


もはや、奥にあるものは本当に戯けないものでしかない、と極め知るべきである。
富と威光が人の世にあるべきもない功を奏して、うまうまと各国地域の地下に張り巡ってしまった地下活動であるが、次々と収容した優秀な支配下の技術力を利用し、人脈を利用して膨れ上がってきたというダイナミクスと、その戯けない悪魔主義とが、組織幹部内で併存しているのである。(Douglas, 鈴木)