再度コピー係りと地下組織との関わり


 どこまでも位に就く者でもなく、賞に与る者でもない。
 現在にわかに、地下活動の違反性を暴くだけの運命の立場に、別個のポルポト作戦が降りかかってきたという所である。
 建前が応援というのであれば、止む無くまるっきり矛盾する内容の報道活動を媒介することにもなっていると思われる。組織の犯罪性を暴く精神は全く組織の奥から届けられているものである。媒介者が誰に入れ替わっていようとも、その真実性に一切障りはない。
 何はなくとも地下組織の300年の反省の前進だけは欠かしたことのない者に、かえってやりにくい仕掛けである。
 そもそも彼らに自身の意図する所があって、みずから準備仕度して大胆に乗り込んできた計画ではない。相当な組織との因果関係もあって、むしろ押し切られたぐらいの姿勢で船に乗せられたものと想像する。この経済復活期に二の足を踏まなかったはずがない。
 とにかくコピー係りの住居下はポルポト作戦軍に占拠され、ポルポト作戦そのものにも利用されている。
 皆さん、どのようなコピー係り扱いの誘いがあっても、また殺人強盗のことを悪く言ったりして仲間みたいにして誘いかけても、コピー係りの住居下には潜らないで下さい。全部ペテンです。戸籍と免許証と貯金と盗食され、99歳まで長生きされてぬくぬくと年金を貰われてしまいます。無念ではないですか。陸で死にましょう。長生きするよう気を付けて。
 誘拐現場は恐らく広域に潜んでいるものと思われる。何しろ何十万の人数と言う。一県民人数ぐらいやるかと言う話も聞かされたことがある。
 こんな私生活しかない独り者に大挙したってやることがない。何としても大人数であることが重い。償いになるような十分な仕事があるのだろうか。
 コピー係りは本来、夜中に一人歩いていたって何の危険もない、敵の一人も持ちようもない侘しい限りの身の上の者である。