コブクロとは


 あまり立派なことでもないが、子袋田分けという意味のようである。疑惑噂が本当だとしても、いずれにしても母は父親の実子であったと確信できる。(樹間攻めで生きていない家にされていたのではないかという噂もある。)
 先代以前にも、田を気前良く分けてやったり金を貸したりして、後に自分の息子を婿に出して混同し正式に分家とする伝統があった。
 江戸時代以前にも遡る元服親の名を、珍しく成婚時に、一代置きに襲名し続けてきた家でもあった。