国境の破れについての現段階の概況報告


 何と言ったってレーダー室の違反が基になっているのではないだろうか。
 海岸上陸者事件は九州辺では少なくないようである。あまり全国的に報道されていない。正規のルートに乗っていない冒険者達の例であろう。何十万、何十万という大規模の供給口は他にあるに違いない。しかし上陸者が組織技術と繋がり、日本国民を埋没してまんまと入れ替わり、何食わぬ顔で職員などの勤めをして暮らしている日本国土の姿でもあるようである。
 港上陸地点としては長崎が指差されているようである。渋滞していたという。無法侵入者を乗せた船が列を成すような状況であったのであろう。相当な期間の綻びであったに違いない。この人数の分、日本国民が埋没させられ弔われずに刻まれ、若い女性なら一旦意識不明体で外国人の慰み物玩具にされることになる。獣道の極みである。
 長崎でも今いくらかやりづらくなったのか、「忙しくしでな」と語っているという。