「下の家」グループについての推理断片


 武士、武士と階段を後ろの方から上がってくる。その心は、武士じゃ馬鹿で無法者でしりえに置かれます、ということである。国作り、この国の行く手通り道のご指導を、と。
 しかし無理な話である。人権壮士が多数出てくる世の中でなければフランス革命のようなことはあり得ない。フランスもあれば、イギリスもある、オランダもある、アメリカだってあった。やはりショーヴィニスムしかない若造は最後尾のドイツをえらび、軍国威張りの道を一目散に突き進む。
 グループの実質は一族関係者というより、やはり組織の工作で全国的に置かれた方達なのであろう。顔貌に共通性がある。地下組織の一大発端モチーフである。今でも日本国の議員さん達を育てているような立派な指導者、国を行く道を長々と案じておられた作家の方、またあるいは正田様等と並んでおられるのかもしれない。また、ウィンブルドンテニスコートでの球筋とか。
 江戸時代に武士階級の方達と神社前で技と出会わされるようなことがあったと推理する。
 維新政府は教育だけはフランス式であったようだ。