三千年運動理解のためのヒント

 
  (この間亡くなった上の家の母がタオルで作った寝巻き。 ボロボロになっても更に継ぎ接ぎしてまでがんばってきた長年月が身に染みる。 強盗などには未来永劫に負けられない。) 


 1. 中国語と英語の発音ピッチが高い。 仏語などと比べてもはるかに高く、隣国の日本語のピッチがまた作ったように世界的に極めて低い。 対照的である。 日本人が英語の聞き取りの苦手な国民であることは、この対照的なピッチの高低差にあるとこの頃よく指摘されるようになった。
 2. また中国語と英語と日本語との絵に描いたような対照。 世界言語内での比較差の違いというよりも、互いの逆極端にいる反言語同士というべきである。 極めてメロディ的なのが中国語、極めてリズム的なのが英語、極めて反メロディ反調子取り的なのが日本語。 日本文化基本の格子柄のように、厳格な一拍子母子の音韻言語である。 
 3. その発音規則のように、日本人は冷静で規則正しく思慮深い。 乱れきらない。 感情の表出においてストイックである。 反野獣的であると言えよう。
 4. 3000年運動の戦士はなかなか宗教的で、無邪気で奉仕的であったようだ。 ある時もうやめようかと亭主に聞きただす事があるという。 「正金を仕送りするのだからな」 「お返しに何を与えましょうか」 「何も要らない。 ここの正品の蹲になるのだから」 「しびとして正品大仏殿の屋根の上に永遠に輝いていよう」 「人類公子様の国宝寺院の屋根の上にカラス鳥みたいにしていつまでも立ち続けていよう」 「漆喰白色となって永劫に輝いていよう」 今時の運動員のモラルと比べたら余りに泣かせる。
 5. 正品公子様とは、武芸者、多田満仲以下、織田信長明智光秀細川忠興、また千利休出雲の阿国預言者日蓮上人、三井近江商人、平家公達、・・・