ロシアの場合は東西融合プランを一時拒んだ担当者がいたようである。

 それによって、「世界文学」中珍しくトルストイドストエフスキーだけは例外であったのではないかと想像する。 
 組織が世界文学といえば、一連の組織制作の傑作群のことを言うのである。 世界文学大計画。 その呼び方は、もう二度と世界文学と呼べるほどの山脈が世界史にそそり立つこともあるまい、との誇りと自信を示しているようである。