新年に汚物因縁からの永遠の開放を願う

 アフリカを地図で見ると、銅乱を思い出させられ、それがヴィトンのバッグのデザインともなっているように思われる。
 また人間のお尻にも似ている。
 アフリカは動乱の多い地域である。 コンゴ動乱というのがアフリカの動乱史の始まりであったろうか。 
 悪い発想発明による世界の設計が少なくない。 
 コンラッドの小説は、人肉食の恐怖などを漂わせながら、コンゴ河奥地を訪ねる旅の話であった。 
 その悪設計例というのではないが、女王陛下が自らを、辺境を志すコスモポリタンであると英邁にも名乗られたというので、世界の辺境に位置する南アとオーストラリア、ニュージーランド、更にはカナダが、今に及んで英連邦の一員として並んでいる世界の地図が出来ているのかもしれない。
 日本も辺境の国である。 開国前米人が汚物に落とされたというのは嘘である。 その米人の屈辱を身代わりする儀式というのも、汚物塗れというのではなく、窯業用粘土の坪地にまろんだものであるようだ。 坪内捻転という小説家がいる。 らくだのシャツで身を覆ったような仕上がりであったらしい。
 仕掛けられた呪から解かれた無臭の人類社会を目指そうではないか。 世界は多くのペテンを引っ掛けられ、捻られて、人工的なワープランドに迷い込まされている。
 とりあえず、歴史の秘密を読み解かねばならない。