どのようにして罠をかわして生きて帰れたのか。

　すでに、何人か、撃たれても生き延びて上がって来た「経験者」の人達を通りすがりに紹介されていたことがあった。
　電磁波銃をうまく使いこなせない時代には、撃たれ損ないの例は少なくなかったのかもしれない。
　肥満体で電磁波が心筋に十分に届かなかった人。
　胸の狙いが外れて、肩の筋肉を痛めて帰った人。
　しゃがんでいたり、背が極端に低い為に狙いずらかった人。
　屈んで弾道線を潜り抜けてきた人。
　手で照準穴の目を塞ぎ続けて出られるのを待っていた人。
　撃ち損なった場合、連れ添いの人はとぼけるしかなく、イドなんだな、などとぼんやりしたことを言って帰って来たりしていたという。　無理にも二回も撃たせたり、素手で絞めたりまではしなかったのであろう。
O　薬物入りの飲み物を断って生還してきた人もいるようである。
　係りが女性などの場合、断られても押えには掛からないであろうから、紳士的に別れて逃れ出ることができたのであろう。

　300年目の組織の覚悟に基づく安全情報であるので、ぜひとも信用していただき、広めていただきたい。
　情報の普及と地下活動の発覚は、組織が最後に目指す、遊びでない、本気な世界史的改革事業なのである。