科学探偵

・ 近日点移動の原因。 
 この移動量算出の成果によって一般相対性理論は、真正の科学として決定的に人の世にそそり立つ事になったのだという。
 楕円軌道は左右対称の図形を成しているように見える。 しかし細かに見れば、太陽に向かう時は引力正方向による加速度があり、太陽から離れる時は引力逆方向によってフレーキが掛かり、その分太陽の方に引き寄せられているはずである。 ここの部分の軌道変化が近日点移動のスタート原因となっていると思われる。
・ 後頭部視覚野を撃つ電波について。
 電波の波長は長い。 光線でも1ミリに近い。 従って電磁波が物体中の隙間を通り抜けてのみ地中から届けられているとは考えにくい。 
 光線は電子に吸収される。 青い光は分子と反応し、赤い光は分子吸収され物体と反応する。 赤外線は薄布を透過する。 波長より凹凸が小さい場合鏡面反射をするが、凹凸が大きい場合乱反射をする。 凹凸は密度は別物と思われる。
 その次のテラヘルツ波は、木とプラスチックを透過し、金属と水を透過しない。 マイクロ波は水に吸収される。 この場合、電子・分子吸収されずに、物体の隙間をいわば掻い潜って届けられているのであろう。
 とにかく地中からの電磁波は金属を透過している。 すると、マイクロ波以下の電磁波を使用しているという事になろう。
 有機化学物質では絶縁できないようである。
 ガラスの近距離均質性は光をよく通すが、その電気性の希薄さが電磁波を通しにくくしているのではないかと思われる。 陶磁器、岩石も無機なことにおいて同様であろう。
・ 鏡に写る世界は実在のものとは異なる。 
 右と左が逆になっている。 写真は実在の世界をそのまま写している。 だから写真と鏡像とでは、右と左をそのまま同じに見ることはできない。 写真は鏡反転2回の作業を要するによって、いわば偶然にも右と左の実在を回復しているのである。 
 どうして鏡は頭と脚を逆転して写さないのか。 横になって写しても頭は頭にある。 どのように転んでも、頭部にある視点が方位の原点であるからである。
・ アボガドロ定数の真実は、空間があまりに膨大で、気体分子の大きさの差など無いに等しいことにある。