皆だまされて死んできたのである。 組み討ちして負けたのではない。

 一郎アカなどと言って付き合っている男が、他にいない敵犯人なのだから、明日も明後日もどうにもならないのである。
 評判作戦で、働いている犯人そのものが見つからない、抱かれやすい雰囲気を作っている。 相手は賢く企んでいるのである。
 現実の、声を掛け手を掛ける労働がない限り、失礼、事件というものはないのである。
 また、金の掛かった本来あるはずもない大変な女性美を、差別心を含んで気安くいただく、ということがある。 
 罪深い組織が罪塗れで用意した女性美世界なのである。 組織工作がなければあるはずもない、高いものなのである。