ロシアンルート、キルギス・ウズベキスタン・タジキスタン道行の謎が解明される。

 「未必の故意」 「曲がり角一つ間違えて」 の不案内事件の背景に、欧州王室ハ家の鑑定判決二回があったという。
 二連敗であったようだ。
 この判決を基に陸続として現れた、至極の秘宝、絢爛の宮殿建築、大文学森林世界の薫香は、しかし身近に極東の国日本にまで及び、強烈に匂い立つ結果となる。
 玉垂れ、また玉拾いと言う。  (好守備の鈴木一朗選手が、歴史的株価の大崩落直前時に国債広告に登場していたというのも、言葉を転がした、組織一流の趣向であったのかもしれない。)
 実際ロシアで、 「お上りさん」 を教会に雇い入れて、坊さんにするからといって道端にでも零れている数珠玉を拾わせたという、まじないのような茶番事件の事を聞かされたことがあった。 無断に玉室に立ち入ったというので、追放となったらしい。
 モスクワ東方に、スズダリという、その名も似つかわしい、玉宝のような教会建築群の連環があって、落ち破れた数珠の、玉の連なりのようである。
 お玉が池の、 「未必の故意」 睨み合いの勝ち上がりという、伝え話仕込みの案内作戦が、江戸の世にあったということを聞いたことがある。
 (スズダリ文学の再体験と散策で後の全半生を送るのもいいものだと思う。)