湯田町本内村関係者の企み

1. やはり、宮崎在の者たちの大胆な貧乏娘追撃工作があったようだ。
 自分たちはというと、東大を出てNHK職員などに収まり、いかにも紳士然としている。
 過去現在未来に面のない哀れな娘は、金もなく、食事も出してくれる看護婦学校にやっと入れてもらったのであるが、間もなく蜘蛛膜下出血で倒れ、育児も料理もできない寂しい境遇の内に早世している。
 基本的に娘の顔アップ写真は誹謗中傷に過ぎないものであったのか。 昭和10年前後以前の物でなければ全くのペテンと知れることである。
 基本情報として西洋人スタッフに売り込んだものと想像することができる。 週刊誌 「TIME」 に時折、その顔写真の複製が企業の広告一面に載せられていることがある。
 娘の被害者人生に、娘自身のもっと奥の事由があるのか、それとも東大進学を約束されている者たちの全くのペテンが、基本情報として西洋人スタッフ達に売られていただけの数々の被害なのか、是非はっきりとしてもらいたい。
2. 上の家のこの間の父親が、世間知らずの未成年の身の丈で、単身上の家に上がろうとして思い患った末に、近くの V 女王特派員の家に入り、入れ替わりの相談に及んだものだという情報がある。
 只に介すべき天命あるばかりの V 女王特派員の家の亭主は、これは破産した方がいいのではないかと判断したのか、では、と小刀を渡し、秘太刀の訓練を命じたのであろうと想像する。 林中小刀殺陣とでもいうべき映画のシーンがあるが、この訓練の様子を写したのではなかろうか。
 「あのと (足音) が聞こえたら、飛び出すのだぞ」 とまで指導設定があったものと想像される。
 結局上の家の 「野ばら」 のヒロインのような妹娘を傷付けてしまったのであろう。
 しかしその後、姉弟のように一晩話し合った結果、かえって内談が成立してしまったということであるらしい。
 己を抑えて家に尽くす、という条件であったという。
 悩み多き弟を庇護する看護婦さん姉さん、といった恰好か。
 当てられた家、新兵訓練の兄しゃも生きて帰ってこない。 中退学生の身の上らしく、勉強もできるような生真面目な性質のようだ、という判断もあったと思われる。
 時価数千万円の現金を頼まれて運搬して来ていたようであるが、これは預けて各家に分与してしまっていたようである。
 隣家が、V 女王特派員として組織から送られてきた未成年を無判断に介していれば、金額もあり、こんな無様な青上がりのようなことはなかったと思われる。