坑道掘りの姿を写したものと思われる身近な文化生成。 能、金輪と 「愛燦々と」 の美空ひばりさん。

 能。 硬質でリズムカルな囃子の音。 この舞台に、金輪を頭にして鎚のような物を手にした鬼面女性を立たせれば、最も一等坑夫の現場を再現していることになる。
 
 美空ひばりさんの歌にも、あの一等抗夫の姿が写され、現れ見えているのではないか。
  YouTube からの無断流用。 日本人は、美空ひばりさんが最後に頭に被っていたものが何かを解かねばならない。 これは未解明未説明の不思議なものである。 誰か聞いたことがあるだろうか。 薪を頭にしょわねばならなかったというのか。 さんさんとこの身に降り落ちるものがあった坑夫の身なりではなかったか。 映画のヘンリー・フォンダであれば、ゴムの合羽で身を包んでいたように、雨水も降り灌いでいたであろう。