大の男達に実際に眼を止められ、始末書記の机をとことん頼まれているのであるから、

あんた方などに振られなくていい。 ちゃんとしたけじめの腹づもりもなく邪魔しないでもらいたい。
 このような正直仕事は世界史初の事であり、全人類状況を改革する類い稀な事なのである。 バランスの後に自ら終わろうとしている。 このチャンスに役立とうではないか。  
 警察的事実追及の真実さえある。 手口と各々の敵の実体を知り尽すことも、自ら許し与えているのである。
 抑々組織は、使うために人材を用意してきたのではなかろうか。 毒を使い、成績を一杯くれて、医者や先生職員のポストを占めさせ、家屋敷田畑をたっぷり与えて。 全部他人を押し退けて、くれたものなのである。 この勢揃い何になるというのか。 鬱陶しくてしようがない。