用意されたにぎやかなエピソード


北方の一地域にも、スタート地点が置かれたようである。
元S村と同じく雪深い松林のきれいな所で、当然北部一帯に共通する黒々としたまたぎ系の眉毛が多いことになる。
人柄としては、あっさりとして堅物な人が目立つ。
決して悪いことを言うのではないが、アイスド ロッグ(丸太)の国といえよう。
オンザロックというのも氷の塊を比喩表現したものである。
氷からのスタートに対して、友情出演を大勢頼まれたということになろうか。
そのようないわれから一国の大統領になっている人がいるという。


驚くことはない、かつてのソビエト連合共和国でも、ログオンを条件として政権にありついた人がいたという内幕話が流れたことがあった。
ヨーロッパの首脳陣の多くは今、ログインした経歴を先祖に持っている人ばかりでそろえられているという話がある。
哲学科の教授を、たとえば、ブーローニュとかの獄門を卒業した先祖の子孫ばかりでそろえることなど、やろうとするなら、もはやおちゃのこさいさいのお手玉仕事みたいな世の中になってしまっているのであるから。
いくらか難しいことを突っ込まれても、世界の大国イギリス帝国の王室の印籠をほのめかして近寄ってくる、十字軍のようなものに声を掛けられたら、大冒険心をそそられない人がいるだろうか。
ましてや、谷刻み深く山影黒々として険しいことのおびただしい時代にあって。


従って他にも、何かの頭韻を踏ませられたような伝説が所々にあるとすれば、例によって、発端のロッキー越えのようなイギリス人の趣味から謀られたり押し着せられたりしたものといっていいと思われる。
気持ち決めるに当って、時代の危機的状況も与っていたであろう。
似たようなことが多いのである。


疑われるなら、今現在の地下活動の実態と指導体系を直視してみようではないか。
現在進行的にあまりに悪戯っぽい作戦に気が付くことがあると思う。
あるイギリス人の趣味から一切が始められたといっていいだろう。


別に東洋人の悪い真似をしなければならない義務など、イギリス人たるものにある訳もないのだし。