日本語の敬語「です」について


美しい日本語の中ですわりが悪くて、最も気になる所が、形容詞の後の敬語体としての「です」です。
本来「だ」の変化「で」の後にのみ、「す」が付け加えられて使われていたのでしょう。
であります、と言い換えられます。
ところが、形容詞の敬語体は、本来「だ」が付かない所に「です」を無理に使用するしかなく、他に代用の表現がないのです。
「の」を付けると自然になるが、意味が違ってきます。
「起きるか」「はい起きたいです」
普通に交わされる会話敬語体としては、どうもぎこちない。
「起きたいぃす」と発音していることが多いといえます。


もともとは明治期に、でありんす、と言っていたのを崩したのが、です、なのです。