日本国土における地下活動の近代史的モチーフ


 民族を超越した組織との仁義という要素も濃い。


 日本国民の反省すべき事として、見慣れない中国の教科書の記述の一部を引用してみよう。
 「占領区において、日本の侵略者は憲兵、警察、裁判所、監獄など、中国人民を弾圧する機構を設立した。憲兵、警察、スパイがいたるところで悪事の限りを尽くし、中国人民に対して思いのままに逮捕し、残酷な拷問にかけ、ひいては殺害した。
 日本軍は人民に対してよく<大検挙>を行い、酷刑に処し自白を強要し、好き勝手に殺害し、人々が<人圏>から自由に出ることを許さなかった。日本軍はさらに日常的に機動部隊を派遣して、この地区において繰り返し捜索を行った」
 中国人や韓国人は皆このような教科書で日本軍のことを学んできているのである。


 また、これはどうしても昔のことであって、今また同じような法秩序の尊厳の侵害が繰り返されるとしたら、どのようなことでもやはり公正に、歴史の教科書に載せられるよう明るみにさらけ出されるのが、卑怯者でない、こそ泥みたいに逃げ隠れしてしまう者でない者同士の、きれいな、自分の行った事に対する責任であろう。