日本国におけるハーフの疑い、及びアンド運動の起源


大友宗麟が高橋氏累代の城をその苗字と共に甥だかに継がせていた。
宗麟がその者の美人妻を求めた事が機縁で、九州一円の戦争が起きたという話を書いたことがある。
ギリシャの有名なトロイ戦争もあるが、旧約聖書にも二階から人妻の入浴シーンをのぞき見た王様が、その夫である兵士を険しい戦地に赴かせたという記録がある。
想像を走らせると、明智光秀はハーフであったと思う。
その頃他に千利休が地下活動に捕まっていた。
名前から光学っぽいが、その娘がまた絶世の美人であったという。
ガラシャ夫人である。
秀吉は晩年、戦地に派遣されている大名達の奥方に声を掛けて歩く悪い癖があったという。
夫の細川氏は妻を爆弾仕掛けの部屋に閉じ込めて勤めに出ていたという、司馬氏の小説がある。
顔を見た庭師を殺めてその首を目の前に置き、そのまま夫婦が朝の食事を続けたという有名な話がある。
朝鮮出兵旧約聖書のエピソードを繰り返させようとした、組織の演出ではないのか。
今となっては記録がなければ、その当時の活動歴は一切闇の中である。


江戸時代の頃の日本人のハーフを武士に限ったのであるが、違ったかもしれない。
南方熊楠も混血児たる容貌が色濃い。
南方は武士の出ではない。慶応3年金物屋の次男として生まれている。
アメリカイギリスで長く学び働いてきているが、日本の学界では正式に認められていなかった。
常にイギリスの雑誌で認められている。
また、明治維新の志士達を多くハーフと考えれば、いかに地下活動が明治維新時の日本国の進行をリードしていたか、を窺い知る証拠にもなる。
たとえば、勝海舟坂本竜馬も混血児のように思えてくるのである。


デカルト、ベーコンの頃から、女王様と修道僧のペアで進められていた地下光学活動の学問史への影響が疑われていた。
従って、その後の世界史のスター達も影響下に置かれている可能性がある。
光の性質について珍しく科学論を持参しているゲーテも例外ではないであろう。
アンド運動と呼ばれている組織活動の名前の由来であるアン女王は、私はイングランドでなく、地球をやる、と意思表明したらしい。
だからアンによるアンド運動というものになった時には、もはや、学問領域を超えて世界支配活動に発展していたのであろう。
全く独立した独自の活動といえよう。
地球上のあらゆる国に忍び込む事を、第一義に掲げたと思われる運動の進行と熱気が感じられるようである。
至上命題、私は地球を握る。
しかし、全活動を統べるような精神的内容がない。地球欲と呼ぶようなものしかない。
手を置かれている地球儀の絵があるが、あれはアンド運動の意志を表現しているのである。
想像するだけだが、フランドルの絵画術の工夫に、暗箱の悪戯のアイディアのヒントがあったと思われる。
逆ではないであろう。
茶室みたいな狭い暗箱の中に入ると、丁度の距離の壁スクリーンに外景が天然カラーで青々と映るのを見ることができる。
これが人の眼というものの拡大されたからくりであり、映画館の映写及び観客室であり、カメラ撮影技術の発明の基本となった構造であった。
それが逆に、暗箱の中のろうそくの灯が偶然モデルの瞳に映って、あら、箱の中のものが眼に見えるわ、と言った、人類史を変える運命の瞬間があったのである。