国民の安全のために探偵団をやろう


推理探偵は誰でも好きな事ではないか。
スーパーに立っていても、全体のお客さんを眺めるような、統計的態度では、茫漠としてかえって何も目に止まらない。
ホームズみたいな小説の世界ばかりでなく、現実の警察の捜査というものも同じであろうが、推理と捜査の前進は、具体的な一つの物、一人の人に何かの確かな関係事実を認めたら、その物その人にのみ眼を止めて、確実な事を発見することから始まっていると思う。
空で噂情報を聞いてるだけでは、好き嫌い、印象、感情、気分、勝ち負け、あだ討ちにもならない不公平不満、全部子供の反応だけになってしまっている。
日本国中の大規模な不法組織の大犯罪事実を前にしていて、探偵団ぐらいの事実に即した調べ方がないというのでは、日本人は滅びるばかりであろう。
現実にテーブルを置いて、発見事実を書面に書き留め合うといった作業の会合の、安定した結成がなければ、真実の追究という意味では何も成らないと思う。
国民はどうしても本当の事を知らなければならない。
警察で調べるような事を。
誰がどこでどういう凶器で、実行犯は、組織の指導者は、そして動機は。
調べる事は身の回りに沢山あるはずである。
あまりにも日本社会に密度高く組織関係者が浸透していて、地下現場ばかりでなく製造業、商業、市役所役場県庁、病院、学校と占拠しているみたいな世の中なのである。
必ず隣近所に運動関係者が古くから契約やら婚姻やら移住やらで、市民村民として暮らしているはずである。