2006-04-10 戦友 もしかして、有島武郎、川端康成、井上靖、三島由紀夫、彼らは昔「戦友」だったのではないか。 狭い社会である。 文学界のトップを少し並べただけである。 健一も、息子の私が精神病院に強制的に収容されて一年後、引取りに来いということで、みちのくからはるばる、宮崎まで訪れたことがあった。 私が臨時雇いの工員勤めをしていた、圧ぺん麦飼料会社の社長が「戦友」だったという。 「わらしを見ても笑う、親を見ても笑う、ということだった」 「何もできていないでいたのな」