それでやれる、というそれとは


それで何をやれるのか、完全に当てのない冗談と言い切れるが、それで、というそれとは、日本人食いの意味とは別に、よその国の昔のある階級の人たちの事を意味していて、こんなたまげた愚かな万世に恥を残すような野蛮な大冒険計画だが引き受ける者があるか、と聞いた時に、誰かが、それ(ある階級の人達)でやれる、と答えたのだという。
実際は、最初に話を持ち込まれた時に、あまりの残虐大胆作戦なのを知って断ったものだという。
しかし何かしら心を空にしてか、別ルートで引き受けてしまったという経緯があったようだ。
もちろんすでにいろいろな日本国介入作戦の担当経験と実態見聞には熟していたのであろうが、あまりな過激な大トリ作戦にはしり込みしたということであろう。
スタート時点で、それ、と言われる人たちの見通しには、真実の発覚と評判の可能性が含まれていたと思う。
単純に「成立」を見込んでのゴーサインもあったろう。だから、もはや国を空けても、と200万人の補給案も浮かんでいたという。30万人なら中級だじゃ、と言われるのである。
真実、何十万人規模の侵入にふさわしい先がないのか。
馬鹿なことではないのか。
バランスが悪い、という言い方も教わっているようだ。
バランスとは、日本軍国主義による被害との、である。