goodをグィ、thankyouを妙にシンキュウ


などと発音して、フィデリティを高めたような気がしていることがある。
good の対応語は漢字では宜がある。好(コウ)がハウとして現代中国語でよく使われているが、本来女性が子供をこのむことを表し、このましいことを表す言葉で、一般的に善し悪しを評価する言葉ではなかった。ギという発音でgoodという意味を頻繁に表しているのは日本語ぐらいではないだろうか。友誼、情宜、厚誼、交誼、好誼、高誼、便宜、時宜、適宜、機宜。
日本古語では、いぃ、えぇ、と言っていたものと想像する。よし、という言葉は博士達の机案上で加工されたものと推理される。
ギはパターン的にイと変化して東アジアの今日の発音となっている。
good は、化石的に残っている現代日本語漢字の発音と遥かに通ずる音を保っていた言葉であるといえようか。
thankyou の対応語は、謝であろうか。日本での発音はシャ、中国ではシェシェ。謝は借字なのかもしれない。
think の変化形であると辞書に書かれている。シンキュウと言いたいのかもしれない。
謝は他人の空似の例であるのかも。
思、日本語のシという発音の言葉がある。(Wilson、申)