あぁ、さもしく見せたくてやってるのな(Anderson)


それで(突っ込まれる作戦の意味が)分かりやすい。


運動も寿命かな。(Smith)
シンガポール方面から、日本と大陸方面を指して言われたようであるが、浅く覗いてみた印象で、おいそれとしたことを言っているのではないと思う。
何か確かな変化を眼にしての発言と思う。
アジア人は、西洋人スタッフより、人殺し早くない事がある、と言われた。
もともと指導あるがままの活動であるのだが。
スケジュール通りに殺人をやらない「イド」が現れてきたという。
殺人計画の緩急があるとしたら、「イド」の方で控えているのだと教えられた。
希望が持てる話である。
はっきりアジア人を馬鹿にしてる計画だと、先生方からの教示があるのかもしれない。


亡くなった人の証が立たねばならない。
それを平等に認めるのが、未来永劫に恥ずかしくない人間のさわやかさであり、名誉である。
止(と)めて下さるか、と「イド」の先生から言葉が届く。
もちろん、西洋人の真面目な反省グループに向かってであるが。
そのような、気の狂ったような西洋人の仕事を引き受けなければならないのか。
偉い人を選び世界中に充満させる大力があるとしても、どうせ不法であり不公平である。


イドという呼び名は非常に良くない言葉であるが、再度使わせてもらえば、イド運動はユダヤ人運動と二子のように重なる所がある。
日本ではイドに掛かった人がいた。
組織に誘われたまでであり、自分達の自主的なもくろみで始められたものではなかった。
指導が変わると、イドがドルの背景もあって圧倒的に強い日本国になって、逆襲の嵐が地下から吹いてくる。
組織に生活と運命を任せていた人達は一たまりもない。
イドに掛かった人背いた人悪口を言う人から地下の処刑室送りが始まり、今に及んで止むことがない。
ユダヤ人運動でも、反ユダヤの人が各国の指導者著名人になるまで運ばれ、場合によってはそっくりさん遊びの犠牲になっているのではないかと言われている。
「イドだ、という評判を立てているようだが、馬鹿な事を言う、私は名誉ある国民である。何を言っているのだ」
日本でも実によく人を指差して、イドだイドだ、と言う。
イドをやった奴、という意味である。
つまりイド(イズ)をやった奴で、東西、偉い人をそろえている事があったのである。
イズ逆襲劇というものも、組織の古くからの大計画に基づき指導に則して発展してきたものであろうと想像される。
気の狂ったような人間の発明した事をどうして意地を張ってまでやらなければいけないのだろうか。
未来永劫に罪深い。(Wells, 本間)