ここは亡くなったホームズ、ワトソン君に


お出ましを願いたいような深い霧の漂っている所である。眼を向ければ、以外にもきれいに定義して貫徹出来るような解明があることがある。
 1820年前後江戸時代中の話であるから、直接の記憶があるわけがない。古文書も確かな保存があるとは限らない。
 あんど運動も賑やかな発展があって、地下的に二勢力が反目し合っている地域もあったのではないだろうか。「衆議院」貴族の屋敷に雇われた「真摯」な人柄の青年がいたようだ。見所があって雇われたものと思う。その屋敷で人がいなくなっことがあって疑われることがあったらしいが、不審な所があって邸の主が印象を述べただけのことであったらしい。前にも配達人が行方不明になったことがあったらしいが、捜査は進まなかったようである。
 近辺で、あるグループの一員ではないかと思われる被害者の姿が目撃されていたという情報もあったというが、あまりに古いことで本当の事か、公文書にでもあるのでない限り信用できない。地下問題、不穏分子問題として官憲の方も見過ごしていたというような環境も想像される。噂から大げさに想像を膨らませることが多いから、何でもすぐに真に受けられない。誇張脚色好きの組織の体質、実績はありあまるほどこのブログで証されてきた。
 組織はとにかく「真摯」二階建てという解釈を取ったようである。地域のための不屈の挺身。
 村上家の武蔵が後に、自分だけ不法侵入者の影に気付き見張りに立ったのと同じことであろう。井戸に毒を盛る、夜火付け強盗をする、と公権力側から恐怖の誹謗デマが回って来る。 じゅうかんみたいなことは一度もした事がない。
 何かしら陰謀を企んでいるやつらだと深く信じさせる特別の見聞があったか、密かに地域の活動に触れていたか。しかし皆想像に過ぎない。
 中国にもある堅忍不抜の徳目を掲げることがある。
 その疑惑グループに属する方を母君に持つ別の衆議院貴族の先生の許に、親戚の者が移り住み、近付けさせられた事があったという。役人をしていたようだが、飲酒の為精神に異常を来たしていて入院させられたことがあるようだ。
 後に桂小沢の隆右衛門が酒にやられて、家族に迷惑を掛けてしまったのと似ている。その息隆太郎が、重ねて、ダーティ・ハリーに負けない真摯な私闘士であったことは、決して偶然の一致とは思われない。
 結局究めつけられなかった事件の霧を、ホームズ、ワトソン君に出てもらって晴らしてもらいたい、という段階の推理小説の登場であったと思われる。