アイルランドについて About Ireland


 正直で堅実なカソリックアイルランド人の先祖の勲功といえば、タラの丘に捜すしかなかった。英国軍の進軍直前にヴァイキングも入っていたが、宗旨を変えなかったということは硬骨漢の証であろう。
 宗教弾圧の形を取った、連続的な土地の没収によって、実直なカソリックアイルランド人には一筆の農地も残っていなかったという。国民に土地のない国。商業も工業ない。小作人でなければ浮浪者になるか反乱討ち死にするしかない窮屈な世の中が出来ていたようだ。浮浪者というものは反乱に立ち上がって耕作地を離れてしまった素朴な人たちといえよう。
 どこでも似た様な事がある。特にアイルランドの例を見て、地下組織が、朝鮮半島で日本国侵入の大人数を用意する際、宗教戦争と戦後の浮浪者回収作戦の設計に参考にしたという因果関係が想定される。
 この東洋での工作謀略もあって、戦後の回収という流れは確かなことと思われる。


 すべてプロットされた事と思われるほどに早く企み深い地下組織の歴史がある。
 元百姓というのでもない、荒野で出会う人たちというのはわざとらしくも不審な存在である。
 アイルランドというのでもないが、なぜか肝を食べる人達がいたという。何かの密儀的な旧習が古くにあったのかもしれない。腹が減った為の冒険とは思われない例がある。イニシエイションにいろいろな振る舞いポーズ約束を強いられたということは普遍的にあることである。