あったというが、組織工作の「壮夫」作りと何かの関わりがあるのだろうか。
 全員幼くから学問を熱心に修めて、試験合格による就職社会であったという。儒教国家の伝統的な公務員試験制度そのままである。
 たぶん大量に美少女はみ出し運動か何かあって、わざとにも間違える襲名式でもあったのではないかという推理がある。「ステイ」紅鯨団の出立である。
 

 同時期の仕事であろうか、「上六」置き仕事もそっくりこの「壮夫」作り作戦と応じたものに見えてくる。
 「壮なる者」を選んだとも見えてくるようだ。避くべからざる宿命として、国の柱、英雄、いや人類の指導者となるまでに出世していただきたい人達である。


 また誹謗と言うのでもないのかもしれないが、決して口に出来ない秘儀というものを置く場合もあるらしい。組織だけの秘密として蔵していて、公的に調査された証拠文書があるのではない。用意された目撃者が記録しているという体裁だろうか。世界各地にもあったと思われる。組織お好みの仕込み種なのである。
 誰もいないところで見えない連れ添い人のように、神の目のように何かを収めている。事実でも、すっかり計画指導され、舞台準備された目撃録ということであろう。
 山中落下事件などというものなら、見た者もなく疑惑に過ぎず、無理な計算を捏ね当てたりしているから、あるいはきっと「注進」怠慢の過失があった場合なのかもしれない
 仲尼縁の人なら、薪能とか。以前から奥義は「ノー」と聞かされていた。You know? などという口癖が流行らされる。マジデ? などという日本語もあるが、奥義ノーと関わりある流行言葉だろうか。
 ノーなら皮剥ぎ能をやれ、という冷たいお仕着せであろう。外が浜での妙に流血生々しい殺生能、善知鳥安方というものも顕著に組織員の目を引いたであろう。古典古文書はよく調べているものである。浜辺を舞台にした儀式というものが多い。ヨーロッバでもあったようだ。歩きながら蟹をむしって食べたようなことでも言うのかも知れない。
 事実であろうとなかろうと、全部、運動用意に、英帝国の権威に服して思い切り身を預けたということなのであろう。
 岳村内の川縁事件の場合、国防意識以外の動機の疑いはない。
 朝鮮半島での「壮夫」作りも大掛かりなものであった。ボヤボヤして行ったという話もよく聞かされたが、「土葬中」 という疑惑で引っ張られた例が多いのではないかと想像している。土葬中? 嫌だよ「護送中」と言い換えた放送員の人がいたようだが、その真実は宗教戦争後の葬儀問題であったのである。


 このように運動用意に、後の世に役立ってもらいたい、曰く付きの人間を産み出すためのいろいろな工作が、一斉にヨーロッパとアジアの両側にあったことが知られる。
 大概、組織だけが知っている、組織から聞かされているだけの事である。