風呂場下の事件現場について


 ガス室というのは誤りであると教わった。
 腰の曲がったおばあさんが地下の係りを受け持っていて、ある時から地下勢力の入れ替えが始まって以来銃で狙われ始めたようである。何か悪い事があったというよりも、入れ替えの為ではなかったろうか。どういうわけか風呂場の下に入って、珍しい煙草など喫ったりして息抜きしていたという。部屋が明るいのか。そこで残念にも取り押さえられてしまったのだという。
 本当かどうかは分からない。
 箱からでなければ、背が低くて撃たれ難かったという状況はあったようだ。この頃運び寄せて銃を設置した廊下下は、椅子に座っている位置で撃たれるように構えられているようである。
 ガス室は少し離れた所にあるという。