このような状況下では日本人は (Bob, 伸)

穴で死なない分いいだけの計算に付くべきではないだろうか。
　戸籍と貯金と盗られてとぼけられて止むことがない。
　穴で亡くなって盗られたら相手に太られるだけのことである。
　また犯人というものが実によく見えていない。
　仕掛けの規模も大きい。
　対策に腰の据わったものがない。
　偏見単語一語二語、逃げる、卑怯、などと、実際の犯人と肩を組んでいるのも知らないでしゃべっているだけである。
　はっきり言って大人数の犯人実体にかすりもしないで、眼が一点的である。かつてない程に珍しい事態である。

　犯人人数規模にも暗かったと思う。
　日本人殺しが眼目の重量作戦が日本国土に上陸し、止むなしで進行していると考えるべきである。
　コピー係りなどが偉くなるでもない、右に行くも左に行くも悪食に落ちるも大したことではないのであって、実際は、日本人を殺める計画を遂行することこそ重大事であり、太い柱であり、休むことができない必要事なのである。
　その挙句に先にあるものを明確に示されたことは一度もないはずである。

　よその国では、ポルポト作戦的なものは、赤軍派グループや原理主義者軍隊みたいなものが現れたりして、地上の事件として歴史に残されてきているが、日本では集団抗争を演出して大量殺人をもくろむことは難しい。
　地下入れ替え技術が確立されることによってやっと可能となったのであろう。
　看板なぞいかさまでいいのである。