ロッキー山中の鹿のように


 
 コピーアーの一年ほどの体験を付け足す。米とヨモギ葉のおかゆだけで過ごして来た事があった。意識不明になって眠っている母も、このヨモギ粥の時は顔がほころんだようにして、ハイハイとリズム良く口を動かしてくれた事を思い出す。顔のつやも良かった。ただしコピー係りの血圧が100を上回る事はなかった。高血圧の人はぜひ試してみていただきたい。看護婦さんにびっくりされても、要注意の診断もない。一二年も無いが、その頃山に登ってみた事がある。血圧が低すぎて眼が眩んだりした事は一度もない。ロッキー山中の鹿にして見たのであろう。しかし下半身の血脈は細っていたようで、脚部冷え性気味ですぐにひびが切れるのが悩みであった。一日お茶一杯ぐらいにすればちょうどいいのではないか。