岸さんから大平さん田中さんまで何とそのルートに隠し十字架があった


と前回断言していたが、それでは転びバテレンの不倫子、蝮の末ではないかという疑惑が立てられていた。
 しかし強く否定する。人類史にまたとない勇気ある伝道事業に身を挺した宣教師達は転ばなかった。何の証拠もない小説家的邪推である。
 伝道師達は船客として特別で常に何人かである。数え切れない船員商人職業人達が乗って、アジアの各地に上陸していたはずである。歴史には記録されていない。子孫としてキリスト教を固く守り通そうとした人達が多かったろう。しかし人数が多いようだ。400年経ったら分かる、といった秘密のミッションでも帯びていた如く盛んに子孫を持とうとしたのかもしれない。