コピー係りは地下がなければ30倍幸せである (R & 林)
(朝の太陽が写っている。霧を通すと変わらぬ実際の大きさが目視確認できる。しばらくするとそのままの輪郭がまだ目には見えていても、カメラでは撮ることができなかった。)
コピー係りは自らの落ち度で一人たりとも敵を持ったことはない。
いるとすればすべてあずかり知らぬ地下の仕業である。
地下がなければ必ず毎朝早く起きていて、実にお兄さんという無口な貫禄を示すことができる。気兼ねなく通勤通学をしていて、友人を持てるだろう。嫁も持てるだろう。
地下は無用である。一人で車を運転できる。新幹線に乗れる。コピーハンド用以外足手まといの運動である。
またコピー作業を手伝う日本人は前にもいたし、外国人が襲わなければ今でも間違いなくいる内容の仕事である。