日本国の天皇陛下を150年目にして見直した、

とあるアメリカ人が語っていた。 西洋人を毒蛇視して同室せず、いがむ(howl)みたいに動物観察しておられた、という伝え話があったようだ。 動物学者の昭和天皇陛下が初めてアメリカを訪問された時の、動物園で喜ばれている写真を思い出す。 誤解は解かれたという事であろう。 
 天皇陛下は 「薬を使って人間の体の一部をつまみ食いするようなコブラとは二人いられない」 と仰られたのである。 その人間の体の一部が、海南島でも山東半島でもなく、香港島であったという由来に基いた映画の制作があったらしい。 出演中のやり取りが記録されているのであろう。 更にテーブル上の会話が前にあったものと想像される。
 同時代の中国最高不抜の英雄林則徐にも劣らない、譲らない気高い方であったという見直しである。 「せぇー(為せ)!」 「いねぇー(去れ)!」 コブラ相手には、私は、永劫にハブ (howlでなくハヴ) 蛇となり果せよう。 
 映画に出演していると推定されている者は、「二品」 取り戻しが叶わなくなった時から、人間である事を止めてしまったものと思われる。 自らを明日の究極につなぎ渡す、横流しの 「舟木」 とか 「船板」 などと称していたようである。