ノベル・天皇陛下様は上の家を如何に見ておられたか (Adams&Co)

  (そろそろ日が覗く。 全ての事件は Last Stage という一山プランの式次第に根底を持つ。)

1 「黒子だいるか」 「いね」 古いお言葉のようだ。 その御こころは、上の家の者達は達者でいるか、というお尋ねであったと思われる。
 ところで黒子とは何の御表現であったのか。 そのお言葉を、黒子は緑、等と同情的に解釈訂正してくれたものと思われる表現に出会ったことがある。 黒子とは末恐ろしい、身、まことに素朴な真緑である、と。
 実は天皇陛下様のお言葉は概して表面的印象的であり、多く自己反射的なものであったようである。
 黒子とは肌が周囲の村人達と異なって一人異様にも黒光りして見えた、というスケッチ観察に基くものと考えられる。 日本国の秘められた宿命というべき山本浩太郎の娘である西の家の花子祖母さんは黒豆のように肌黒い人であった。 陸奥では奇異な事である。 「博多の泥人形が座っている」  更に、「クロコダイル」 すなわち1730年代に上陸した長方形顔の遺伝子子孫。
 天皇陛下様お自らも奇しくも肌黒くおられた。
2 戦後、「また泥人形か」
 「卑しい者だ」 いう表現も批判的反感的に解釈しなくてもよい。 京言葉で、堅実謙虚にも、こんな世の中に高位高官の者ではない、という御評価なのであろう。 真っ正直で働き者で、どうしたって、人柄がずる賢い者だとは言えない。
 一つに、お側の方が、あれは閉門開門的に上がった者で、由来正しくないと仰ったのでないかという推測もある。
3 天皇陛下様ついにお一人で歩き出される始末、という命題が窺われるようである。
 一般国民の姿があまりに貧しくおとなしくしかし生真面目に勤勉なので、つい路上にまで出られて手を差し伸べられた事があった。 戦後直の東京でのことと思われる。
4 明治神宮の裏で制服警備員を勤めていた者を目にされる。
 「商業高校を出た者か」 哀れにも弟にも学費を出せないでいるではないか。 兄は稼ぎ頭にならなければならない。 使い物にならないのなら、歌手にしてしまったらどうだ。 一杯お仲間がブラウン管の中に入って登場しているよ。 稼ぎ頭歌手。 「濠を浚え」 彼の者を拾って郷ひろみにせよ。 (地下の失礼に、濠を浚ってみよ、と命ぜられた事があったと思われる。) 頼まれた者が拾いきれずに泣いていたという報告があった。 組織の関与のない事であったようだ。  「神隠しにあったか」
5 汚物言葉を発せられる事があるようだ。
 特に上の家の者を指しておられるのではない。 
 手早く言えば、昔、ルーシーショーに出演していたレーガン大統領そっくりな俳優に似た米外交官が泥中に落下してしまったという秘史と、その事件の誇張報告に由来しているようである。 スーパーマンアンタッチャブル。 つなぎ(coverall)伝統の日本国のウルトラセブン達。  「situation」  推理に過ぎないが、shitnation という語呂表現か。 米国は匂いの無い国、といった表現に近いのかもしれない。
 それには、上の家に上がった者の先祖が、亡霊能儀式映画に出演しなければならなかった。 「天皇陛下とご対面したい」 と歩いていたという。
 映画出演者の子孫が遥遥上の家に上がったことによって、時には上の家そのものが汚物の因のように言われることになる。
 「汚物は何処に」 秘史誇張報告にあったと言い切れよう。
 もともと、宮廷が農家に間近くに出会わされれば、びっくり manure であり、stink であり、hen, ox のフンまみれである。 ペットを飼うのとは迫力が異なる。 素朴な、宮廷と農家という落差の問題があったようだ。
6 地下組織の主要モチベーション「語呂」とは、語呂ポイントがロゴマークと変化するようなものである。