歴史設計の推理アレコレ

・ 明朝開祖朱氏の親戚の者の子孫は、豊臣秀吉の進軍と朝鮮半島で出会い、脇道案内人の功績で、日本に渡り島津藩に家老待遇されていた。
 明軍内ですでに将軍であったのかどうかは不明である。
 ただ朱氏は山東省農民の出であったから、その親戚の者が密かにその故地で暮らしていたということは想像される。
 皇帝様が山東省の農民の子倅では恥ずかしいから、伏せていたことなのかもしれない。 それを知らずに馴れ馴れしく近寄った農民がいたのかもしれない。 厳しく退けられたことであろう。 王様は歴史に脇道のあることをご存知ない。 脇道日本の歴史に入るか。 日本軍に運命を預けることにした、という心理の筋道が辿られる。 脇道ワナ落としの秘策。 何度も似たような事をやらされる。
 鞠とは異なって、顔の特徴は下半分が逞しく張り出ている。
・ 先進地イベリアのエリナ姫はイングランドの若者に恋をした。
 イングランドの若者は、背が高く、発声が天井を破るほどに高まって止まることのないような、生き生きとしたものであった。
 従って英語の正統は、キレが良くて今生まれてきた者みたいに溌剌としたものでなければならない。
 ハムレットを演ずるリチャード・バートンのように。
 エリナ姫に愛された若者イングランドはスペインを破り、やがて世界を支配する歴史が地球を覆う。
・ 世界史設計は、その国の言葉を工作するに巧みである。
 恐らくは世界地理的にまことに恰好の対、イングランドと日本を、並べて制作中であったのであろう。 英語と日本語の基本単語の共通性はこの工作によって説明が付く。 特に日本人と英国人の交流があったとも思われない。 狭い日本の弓馬の術世襲も、西欧の騎士道と並ばされたものと想像される。 元来は、その物語とともに、剣を吊るした騎士道は中央アジアサルマタイから輸入されたものではないかという、歴史史料に基づく推察があった。 共に工作された芸術品なのかもしれない。
・ そのサルマタイ人と遥かなつながりある日本国の天孫降臨族であるとも想像されるのであるが、もう一つの身近なルーツと想定される鮮卑族は、兄弟と父親を殺めて地位に着くことを罪としない民族であったという。 父と兄弟に限るのであって、従って、珍しい母系的所帯の風習形態を取るようになっていたのかもしれない。 民俗学的に稀なことと言えるのかどうか。
・ 鮮卑族の子孫。
 隋唐の皇帝。 李白杜甫。 チベット使節 
・ 鮮卑族の前身を東胡と読んだ顔の特徴。 鼻がきうりのようだから、と推定したのであるが、ちょいとした辞書調べでは、胡、すなわち胡乱。 胡散臭い。 すなわち顎鬚蛮人。 という字源記述に会うことになる。 なんであれ、中国で蛮人を胡のような字だけで表現することは珍しいことである。 そして、顎鬚の状態だけで民族の名を名付けるというのは、根拠薄弱に思われる。 
 日本のお公家様方のように鼻が大きく長いことに由ると考えるべきであろう。