邪馬、投馬、皮を剥がされて投げ込まれた馬、そして倭の奴の国、卑弥呼、小野妹子、・・・

 魏志倭人儀式の志すところを推理する。
 馬というのは国の形から言うだけのことと思われる。 皮を剥がされた、という所に何かの意味が潜んでいるのであろう。
 この国の形からの表現に、倭も加えられる。 穂を付けた稲の姿そのものではないか。
 あまりな蛮人表現ではないが、なよなよとした女性的な意味合いが混じっている。
 従って、自らは倭を止めて、大和を称することになる。
 儀式は奴の国表現を多用する。
 相手を女性的にしつらえ置こうという意図があったのかもしれない。
 小野妹子という殊更な名は、外交的に押し付けられた歴史書記載名なのではなかろうか。
 外交相手国の国王も一貫して女王卑弥呼であり、台与であった。 しかし日本側には、相応するような女王相続の記録も伝え話も存在していない。