獣姦罪による刑罰は世界史企画の工作による茶番劇であった

 この場合も顔の特徴が明らかな人達が広く集められ、勢ぞろいさせられたものと推理する。
 無理にも世界中の地下に押し出すための工夫があった。 行く所には、寒い所もあろう。 穴は窮屈で手持ち無沙汰であろう。 伴侶が要る。 犬を付けて歩かせることにしよう。 犬を骨まで愛せるようでなければならない。 犬を管のようにして身に巻きつけることを習慣とするよう、密かに命じたのかもしれない。
 そして、この命令を裏切って、彼らを獣姦の罪ある者のように発見したのかもしれない。
 刑罰があったのかどうか、とにかく彼等は以後代理人となって、ギリシャばかりでなく、インド、中国、南アメリカにまで及び、王国の歴史を作ろうとしてきたのである。
 ロケットの中のような所に人間が入って、火でも焚いているような仕事に就いている絵があったが、恐らくは地下組織の仕事中を描いたものと思われる。
 後になって、ある時期から犬を伴侶とすることを止めたのであろう。 ペットは贅沢なものとなった。