すべて、スペイン王室に向かわされた女性達の回想談として読み解くことができる。
バラもコスモスたちも枯れておしまいよ。
ねぇっ、おかしいでしょ私達。
死んでしまおうなんて、
髪を短くしたり、
指を噛んでみたり、・・・
極めて具体的である。 よくある人生の苦難を歌ったものとは思われない。 特殊な具体的な事件現場、状況が見つけられるべく潜んでいるはずである。
日本の大物歌手の一大回生のヒット曲である。
定かにしれない、片隅の女性男性達の人生譚に過ぎないものであるはずがない。
若さが一杯。
有名な白の国からの訪れであれば、また赤かぁ、と見劣りしてならなかったのであろう。
これをスコットランド公爵領で逮捕された女性の生き返りである、島倉千代子さんに歌わせるところに、世界こそは、隙のない込み入ったレガシー編みであるべきことの一端がのぞいているのである。