ポルトガルとアイルランドというユーラシア大陸の西端に、妙にユーラシア大陸東端の島国の国民と似たような人がいるというのは、しかし不可思議な符合である。 

 司馬氏もポルトガル紀行でポルトガルに日本人がいるようだと記している。 エジプト人の原型が頬骨の張った東洋人によく似た顔面であった証拠がある。 エジプトはもはやアラブ人の国である。 ましてヨーロッパはケルト人ゴート人ゲルマン人ラテン人に占められたような地域である。 まるっきり異なる原新人人種がいたとしても、もやは古代エジプトの絵画とわずかヨーロッパ西端にかろうじて残っているだけ、という状況が考えられなくはない。