紛らわしいことにこの時、愛子ちゃんの可愛いお遣い物バッグも連日紙面を飾っていたのである。

 数えきれない程多くの有益なお遣い物商品があったようである。
 たとえばこのような実益品。 
  紳士契約履行の期待に触れたお振舞と考える。 
 徳川氏契約履行子孫の写真で占められた日の紙面に加えられていたので、あるいはお自ら徳川氏の子孫となっておられたのかもしれない。
 孫屋敷に仲間さんに似た人が住んでいたことがあったが、その方面からの巡りなのかもしれない。 女優の仲間さんは名前の通り沖縄出身の人である。 菅原氏の奥さんに風吹じゅんさんに似た人がいた。 殿様の遺伝子彼方此方に恵んでいるよ、セキさん(の父祖)、というラジオ情報を聞かされたことがあった。 そして仲間さんに似た人もどうしてセキさんの家の方ばかりを見ているのか、分からなかったのであるが、今大名子孫の紹介を得てその訳を納得することができた。 (すでに秀直氏も、別ルートで前代から徳川氏の子孫となっていたようである。) インドネシアまで下るのでなければ、やはり沖縄か鹿児島を出身地とする人であったようだ。
 契約履行の足しに、子孫と出会えたら、出会うべきだ、という神の命令の、みちのく難儀行企図であったと推理される。
 「早く捕まえて、私は今生きている。」 という歌があったがこれと無関係であったか。 沖縄南方からわざわざ捕まり易く。