上の家の弟の腹にナイフを刺してダンスをしたというバイク若者も安氏の子孫であった。

 人並みに女性の手を取り社交ダンスできないのな、というあいさつであったらしい。
 これは、上の家お色直し冒険行計画の途上にもくろまれた、正当防衛殺人事件を伏線としたものであった。 前郷人南部氏+レマン湖人ラインの世界展開と連動したこのお色直し冒険行企画は、1900年頃から始められたものである。 
 「人の腹をいつまでも弄るなよ」 
 幼児であった弟は、「はらこいでが、はらこいでが」 と心配の余りの言葉を繰り返して、やっと歩くまでに回復した父親の後を追って駆けていたものだという。