じゅかん

 組織がいろいろと解釈してきた。
 授官という意味の他はない。
 官とは職員の事であり、一般軍人に官位はない。 従って改めて官位を授けて岩手山山頂の神様を守らせた、という解釈もあるが、これは人事的な瑣事であり、わざわざ後世に自慢するみたいに伝える言葉であろうか。
 馬に貴族の官位を授けた、ということであり、あくまでも馬を讃え馬を崇める為の口伝えなのである。
 帝に見えるために、動物に貴族官位を授けることは後の世にも行われていたようである。
 朝廷において、馬こそは最も愛され尊ばれた動物であった。