水平線遥かなる歴史の跡

  
  
  
   
 
 かくて男鹿半島入道崎から牡鹿半島石巻に至る鹿角線を走り終える。 鹿の角のようにポックリと、過去300年の地下組織活動は自らエネルギーの油を断ち終息するのであろうか。 秋田道で口笛のように届けられた言葉とはつかなるイメージの意味内容は、「事は簡単、元栓の問題である。」 人類は次なる段階として、あからさまにも土蜘蛛族残党と戦う年月の世に入る、ということも予想される。