朱氏の系統をひく著名人名簿の補足

  右下の写真のような女性が物語るトールドテイルズのトピックスは、当然数多多数である。 円城の塔、葉室の燐光、屋根裏プラハ五重塔入門、アートの起源といったら、・・・ そして謀られたに違いない金融クライシスの今の世に、特別に思い出される投げ捨てるような蕩尽の中世。(スペイン王室からの贈り物に、その頃使途未指定の莫大額がざくざくと日本に振り込まれ積み上げられていたという、銭金の推理は外れなのかもしれない。 単に戦乱焼失の無残を傷み嘆く心が蘇ってくる、と語り出すアーカイヴズからの声なのかもしれない。) そして明治大正昭和の銀座の何の費えか。 途絶された系統。 世界遺産をも崩壊してしまう原爆。 ロストシティ石巻。・・・
   教会堂の中と向拝の構造を小型化したようなコーヒーポット。 採光された光は逃されなければそのまま内部に留まっている。 鏡があれば、壁に吸収されることなく遠くスカイツリーの尖塔先端にに凝縮されて、その小さな穴から人間の眼の瞳に、鏡の間室内の現実を攫い取るが如くに、天然カラーで送り届けるのである。 穴からスタートする光がある限り、業もなく置かれている内部の物のイメージが焦点位置にある人の眼に結ぶという、不思議な偶然のようにも簡単な仕掛けが、キリスト教の顕現奇跡を成し、仏教の諦観悟達に立つ無欲美徳の理想と安心を保ち、プラトンの内なる照明のイデア実在界を成立させ、遂には人類の思念の全き(松焚き)支配を人の世の現実とする。 蛍の光でも窓の雪でも月の光の砂山や湖水面からの反射でも瞳に物を語りかけることが可能なのかもしれない。 中世や近世の室内の漆黒は純度が高かったであろう。 金閣寺銀閣は、それぞれに二つの向拝仕掛けをあからさまにも自らのデザインとした、世界遺産建築なのである。 置き残されているような設計の不思議が以上によって解明解消されるのである。