地球の気温は地球の事情によってのみ変動する。 太陽自体において、黒点数以外の周期的変化を観測確認されているものはない。

 太古の地球気温の不規則な折れ線グラフ状態を説明するものは、概ね地表面及び大気成分事情、即ち火山活動、大陸の成立と面積、大陸の主体が極方面にあるか、赤道近くにあるか(プレート移動および極移動)、及び生命の誕生と繁栄発展である。
 地球は大体温暖な惑星であり、現代は大気温最低ライン近辺に位置している。 地球はもはやこれ以上凍らない、というラインが予想されるのであるが、そのライン近くの気温で私達は他の生物と共に生息しているのである。
 この最低温状態は恐らく、地球が今火山活動の静穏期にあることと、あるいは大陸がシベリアとカナダに広大な面積シェアを有していることに因ると考えられる。