西はタルチェ館でもあまりに潔白で美し過ぎたのであろうか。

 間合いを測っていたという。 理科教室を選ばず、空手教室に入ったと言われいる。  
 理科室では可愛いらしい女性が手伝いに入って来て、あちこちで液体がブクブク沸いている。 後に日本国の特選政治家となり、総理大臣on end の人脈を成す。 バカヤロー発言をすることがある。 
 西は何か警戒していたのかもしれない。 一旦去ってから再び収容された脱走兵であったという。 水道管作業をする理科教室を避けて、形の正しい空手部員空手二段をめざす。   
 出て来ると皆背が高くなり二枚目になっている。 そして、持ち物の水道管が陽水になったまま手付かずである。 反発したので、組織に怒りを買っているのかもしれない。 男前にしても、決して男にできない。 男の歓びを許さない。
 知事は太平洋をひとりぼっちを頑固に主張して、理科教室とも空手教室とも無縁である。 見所があると将来を予定されていたのであろうが、特選政治家とはならず、やはり西真っ直ぐを体現すべく、やや素人政治家の位置を宿命とされる。